皆さんこんにちは
福岡県小郡市にある平岡栄養士専門学校です。
入学式から一か月が経ち学園内もとても賑やかになってきました。
今回は卒業生が就職してから最も役立ったと声をそろえる「給食管理実習」の授業について紹介します。
給食管理実習とは、1から献立を作成し、調理から栄養指導まで行う授業です。
調理は約15人で最大300食作成し、学園内の学生の昼食として提供しています。
基本は一からの手作りですが、就職後の現場でも使われている機器も使い、大量調理をすることで「即戦力」を身に着けられることが魅力の一つです。
では、授業の流れを紹介しましょう。
▲工程や媒体作成についての打ち合わせから始まります。
学生が試作を行い、献立のバランスや、食材の分量、完成後の盛り付けのイメージなど確認し、献立の最終案を作成します。
そして、いよいよ当日です!
▲調理は、全員一斉に大量の材料の切り込みから始まります
▲肉や魚の下処理も手作業で1つ1つ丁寧に行います。
これらの下準備が終わると、調理に入ります。
調理室には、大量調理を効率的に行うための機械が沢山あります!
▲これは大型の「洗米機」です(洗米終了時に米を引き上げているところ)。
▲「回転釜」という大型の鍋です。この釜で大量の野菜の茹でものも、一気にできちゃいます。
▲これは「フライヤー」といって揚げ物専用の機器です。最初から最後まで一定の温度で揚げ物が出来ます。
▲ほかにもスチームコンベクションや大きなフライパン、外輪鍋などを使って大量に調理をしていきます
大きな器具を使い慣れることも大事です。
調理が終わると、最後は盛り付けです。
▲これは分割している様子です。
この日は、食数のうち、10人分ずつに分けて、盛り付けしやすいようにしていました。
分割が終わるといよいよ盛りつけです。
▲盛付けは作業台いっぱいにお皿を並べて行います。
盛付けまで丁寧に美しくすることを心掛け、提供しています。
▲これは栄養指導をしている様子です。
喫食の時には、栄養士校だけでなく、調理・製菓・介護校の学生にも、食品の栄養の他にも行事食についても栄養指導を行っています。
それでは、完成したメニューの紹介です
▲中華:ご飯・筍と木耳の中華スープ・白身魚のチリソース・棒棒鶏・オレンジゼリー
どれもとても美味しそうに、見た目も綺麗に盛り付けられていますね!
今日は「中華」でしたが、他にも「和食」や「洋食」の日もあり、主菜も「肉」や「魚」などバラエティに富んだ献立を作ります。
4月には新入生歓迎のための「ウェルカムランチ」も作りました!
▲和食:ウェルカムランチ
ゆかりご飯・紅白白玉椀・天ぷら盛り合わせ・炊き合わせ・豆乳グラタン・ふくさ卵・胡瓜とイカの酢の物・いちごミルク寒天
新入生を歓迎するためにふさわしい、春らしく、豪華な内容ですね!
5月下旬からは一年生が初めて担当します。乞うご期待!!!