みなさんこんにちは!
福岡県小郡市にある、平岡栄養士専門学校です。
栄養士校では、5月10日(月)に「就職シンポジウム」を行いました!
管理栄養士、栄養士として第一線で働いておられる方々をゲストとしてお呼びしましたので、その様子を紹介します。
▲シンポジストを紹介します
右から
・福岡輝栄会病院 栄養科 科長 管理栄養士 大塚 尚直 様
・社会福祉法人香月福祉会就労継続支援A型事業所 KAMUKAMU
栄養士 加藤 由美 様(第6回卒業生)
・南野福祉会 原田保育園 栄養士 市山 晴菜 様(第32回卒業生)
・株式会社LEOC 栄養士 嶋田 翔太 様(第36回卒業生)
▲今年の就職シンポジウムは感染症対策のため学年別に分けて行いました。
まず最初にお話しいただいたのは、筑紫野市にある原田保育園の栄養士、本校32回生の市山 晴菜さん(福岡県:筑紫中央高校出身)です。
▲市山さんは原田保育園で6年目の勤務、そろそろ中堅の域に入りました。
市山さんの主な仕事は献立作成と調理業務ですが、子供達に食育指導を行うときには、「平岡で学んだ媒体作成の技術が役に立っている」とお話しされていました。
▲栄養士校では、日頃の授業で「ポスター」や「卓上媒体」「メッセージカード」の作成を学びます。かなりの頻度で作るので、次第に上手になっていきます。
入学前のお子さんを持つ地域の方々にも指導を行う事もあり、対象となる方々に分かりやすい「媒体」と話し方を心掛けているそうです。
さて・・・2人目は・・・?同じく卒業生の嶋田さんです。
▲嶋田 翔太 様 本校36回卒業生(宮崎県:宮崎北高校出身)
株式会社LEOCに所属し、北九州市の有料老人ホーム「小文字の郷」で勤務されています。本校を卒業して2年目です。
嶋田さんは、平岡学園のWスクール制度を利用し、調理師科を卒業後、栄養士校へ入学した「Wライセンスの持ち主」です。
現在の職場では行事食も任されることがあり、調理技術や集団調理実習などの調理技術がとても役立っているとお話しされていました。
それでは次の3人目のシンポジスト、ベテランの登場です
▲加藤 由美様も本校第6回卒業生です。
加藤さんは、福岡県糸島市にある就労継続支援A型事業所で、「栄養士兼支援員」として勤務されています。
本校卒業後、給食委託会社、病院、施設での現場経験が長く、現在の事業所では、1人で100食近くのお弁当の準備をした後、利用者に指導しながら一緒に盛り付けをされているとのことで、やはり調理技術が大いに役立っているとの話をしていただきました。
また、「人間関係を大切に」、「給食は栄養士、調理師、調理員、皆で作るものです」とご自分の経験をもとに、これから社会へ出る学生達へ社会人として、栄養士として大切なことを伝えていただきました。
4人目、最後のシンポジストは、福岡市東区にある、福岡輝栄会病院の栄養科 科長 大塚 尚直さんです。
大塚さんは管理栄養士、調理師以外にも沢山の資格をお持ちです。
▲「病院の食事は基本的に美味しくないといけないと思う」と語る大塚さん。
勉強し続けることがモチベーションを保つ秘訣ともおっしゃっていました。
「栄養士、管理栄養士はコミュニケーション力が非常に大事」
「仕事をするうえで全てのことに疑問を持ち続けること」
「そしてそれを解決するために努力する事」という言葉が心に残りました。
1年生は入学して間もなく、栄養士の仕事もまだまだ分からないことが多く、
2年生は就職のジャンルでいろいろと悩んでいると思われるこの時期、
現場で働く先輩のお話を聞いて、新しい気づきがあったのではと感じます。
学んだことを、今後の学校生活に活かしてくださいね!
シンポジストの皆さん、今回はお忙しい中、貴重なお話を頂き、本当に有難うございました!