こんにちは!
福岡県小郡市にある平岡栄養士専門学校です。
栄養士校では、先日、就職シンポジウムを行いました。
管理栄養士、栄養士として第一線で働いておられる方々をゲストとして4名お呼びしました。
今回はコロナ感染予防の為、1年生と2年生の会場を分けて行いました。
▲1年生はコンベンションホールで行いました
1年生は入学して約1ケ月が経ちましたが、栄養士の仕事がどんなものか、まだまだわからない事が多く、
2年生はこれから就職に向けて動き始める時期に、現場で働いておられる管理栄養士、栄養士の先輩のお話を伺える絶好の機会となりました。
▲2年生はハートフルホールで行いました
シンポジストの紹介をしましょう。
▲社会福祉法人南野福祉会原田保育園 栄養士 市山 晴菜 さん(卒業生32回生)
原田保育園では畑で園児が野菜作りに携わり、収穫した野菜を給食にも取り入れているとのこと。
栄養士として7年目を迎えた市山さんは、中堅どころとして園でも活躍しているようです。
クッキング保育の実施や、入園した保護者の方にはもちろん地域の方々にも栄養指導を行っているなど写真をたくさん使用してお話をして頂きました。
次に、委託給食会社に勤務の栄養士さんに登場いただきました。
▲日清医療食品株式会社 福岡支店 管理部 キャリア開発課係長 渡橋 玲子 様
委託と直営の違い、委託会社の栄養士の1日、就職してから1年目からの仕事は調理業務から始まること、キャリアアップしていくためには移動もあり得るなどといったお話を分かりやすく説明してくださいました。
次は、管理栄養士として広い視野を持つ大ベテランの松岡先生にお話しいただきました。
▲社会福祉法人方城福祉会方城療育園 栄養管理課 課長 松岡 修史 様
方城療育園では重度の障害を持った方が利用されているため、食事は口から摂っていただくためには調理に携わる調理師、栄養士は見た目にも調理法にしても障害を持った方が食べやすくする為にも多くの努力しているとお話をして頂きました。
「妥協してしまえばそれで終わり」との言葉が印象的でした。本当に利用者様のことを心から思っていらっしゃることが分かりました。
最後に、大きな総合病院の管理栄養士として活躍なさっている田代先生にお話しいただきました。
▲株式会社麻生飯塚病院 副技師長 田代 千恵子 様
まずはじめに病院に栄養士が必要な理由をお話して頂きました。
病院の業務内容や、病院での勉強会では平岡栄養士専門学校を卒業した栄養士が、後輩の栄養士へ自分の経験に基づく治療食の指導をされているとのことでした。
後輩に指導する栄養士は、管理栄養士から色々教えて頂き勉強会のスライドを作成している話や、OB・OGからの温かいメッセージなど盛りだくさんの内容でした。
スライドは沢山の写真を利用して頂いていて、1年生にも非常に分かりやすかったとの感想がありました。
▲学生代表でお礼の言葉を伝えました(栄養士校2年 田代 裕世さん(熊本西高校出身:熊本県))
「今日のお話を聞いて、今後卒業して即戦力になれるように基礎の調理の力を付けて頑張っていきたいと思いました。残りの学生生活を精一杯がんばっていきます」という頼もしい言葉がありました。
▲今年度のシンポジストの皆さん(記念撮影)です。
シンポジストの皆さん、今回は大変お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!