皆さん、こんにちは!
福岡県小郡市にある平岡栄養士専門学校です
今日は食品衛生学実験の内容をお伝えしたいと思います
今回は「着色料」に関する実験を行いました
食品の中に含まれている「着色料」を取り出す実験です
▲試料の1つ目は「梅干し」
▲こちらは「たくあん」から黄色の着色料を取り出しています
実は、着色料(酸性タール色素)は、酸性で動物性繊維を染色するんです
▲液体を酸性にして、脱脂した毛糸に着色料を染めていきます(こちらは、氷みつのメロン味です)
さらに着色料はアルカリ性では動物性繊維を染色できない性質をもっています!
▲左:アルカリ性だと毛糸は染まりません 右:酸性にすると毛糸が染まります
▲きれいに着色料をとりだし、毛糸に染めることが出来ました
次は取り出した着色料を、「ペーパークロマトグラフィー」という装置で分離して、何の着色料なのかを調べていきます
▲今度はアルカリ性にして、毛糸から着色料を取り出します
▲専用のろ紙に、着色料をつけます。つまようじの後ろを使ってスポットしていきます
▲きれいにスポットできましたね!
▲一晩かけて、展開させていきます
ろ紙が、毛細管現象により、試薬(溶媒)を吸い上げることで、着色料が移動していくんです。
この着色料の種類によって移動距離が違うため、この移動距離から何の色素なのか推定することができます
▲実験はうまくいったようです!
この移動距=数値で、「赤色102号」「黄色4号」・・・などと、使用されている着色料が判明しました!
このように、目で見てわかりやすい実験を色々と実施しています
また授業の様子をお届けしますのでお楽しみに