みなさんこんにちは
福岡県小郡市にある平岡調理・製菓専門学校 製菓衛生師科です
今回はコンクールに出場するメリットを紹介させていただきます
1つ目は「色々なものを表現できるようになること」です
パティシエという仕事は、形がないもの(砂糖や小麦粉、バターなど)を形にしていく仕事です
そこで大切になるのが、どれだけ頭にイメージがあるかです
良くこういった部分をセンスと言ってしまいますが、実際はセンスではなく、勉強することで身につく表現力になります
一流と言われるパティシエは、実はお菓子以外、建築や美術品、色彩などの知識や技術が豊富です
▲マジパン部 製菓衛生師専修科2年 前田 遥香さんの作品
2021ジャパンケーキショー銅賞受賞
マジパンが上手に作れるようになるには、色や造形の勉強も必要不可欠です
2つ目は「技術の向上」です
例えばマジパンの練習をしていてもマジパンだけが上手くなるわけではなく、指先を動かす事で感覚が鍛えられ、お菓子をつくる技術にもとても良い影響がでてきます
スポーツ選手が筋力トレーニングをするのと同じ理由で、私達お菓子のプロは筋肉ではなく指の感覚を鍛える事によって、綺麗でおいしいお菓子を作れるようになります
▲製菓衛師科10回生 一ノ瀬 菜央さんが考案し、全国1位に輝いたケーキ
一ノ瀬さんはマジパン部に所属しジャパンケーキショーでも銅賞を受賞しています
最後に3つ目は「就職が有利になること」です
コンクールに出場するという事は、向上心を持って、なにかに真剣に打ち込めるという証明になります
職人の世界においてはとても重要な部分でもありますので、特に一流シェフが在籍するような就職倍率が高い場所では、有利になる事が多いです
▲先程作品を紹介した前田さんは東京の超一流ホテル「アマン東京」から内定を頂きました
本校でコンクールに出場した学生は、とても有名なホテル・お店に沢山就職しています
コンクールへの挑戦はなかなかうまくいかず壁にぶつかることもありますが、壁が大きければ大きい程、乗り越えた時の達成感は何事にも代えがたいものがあります
これからもみんなで切磋琢磨して頑張っていきたいと思います