平岡を卒業した先輩たちは、今や日本中の現場で活躍しています。
OB・OGが語る、栄養士と平岡の魅力をインタビュー！
勤務先：社会医療法人 専勝会あゆみ保育園（福岡県）
栄養士校27回生
後藤（旧姓：山浦） 加織
出身校：福島高校（福岡県）
保育園の正職員として働いていましたが、出産してから勤務時間を変更し、今は調理現場の日常業務を行っています。調理現場へ入り、下処理から最終の片づけまで全てを行っています。何よりのやりがいは、毎日「美味しい」「また食べたい」と言ってくれる子どもたちの声と笑顔が嬉しく、励みになります。また、働きやすいところも大きな魅力です。結婚後、2度の産休をいただき、子育てを中心にしたいと働き方を相談した時も快く応じてくださり、今も楽しく働いています。
この分野を選んだきっかけは、子どもが好きで、子どもと関われる仕事を調べる中で栄養士という仕事を知り、興味を持ちました。栄養士として3年の実務経験を積んだ頃、園の理解もあり、管理栄養士を目指して資格を取得できたことで、仕事ではもちろん私生活でも役立つ知識が増えたと思います。
平岡では、基礎調理実習の学びのおかげで、卒業後、すぐに現場に出られたと思います。高校が普通科で、家でもまったく調理経験が無かったので、包丁の使い方をはじめ基礎から教えてもらった調理技術の全てが実践力として役立ちました。
勤務先：株式会社福岡県南部給食センター（福岡県）
栄養士校33回生
野㞍 侑希
出身校：熊本高等専門学校（熊本県）
社会人を経て入学しました。学生時代に老人ホーム内のレストランでアルバイトしていた際、ホーム内の栄養士の方と関わる機会があり食の面白さを感じ興味を持ちました。平岡は調理実習の授業が非常に充実して基礎から確実に学べ、料理が苦手だった私の自信に繋がりました。卒業後は栄養士としての実務経験を積み管理栄養士に合格。現在は食物アレルギーを持つ園児の食事管理や献立作成、給食だよりの作成、盛り付け業務を担当しています。学生時代に調理を学んだ経験があるからこそ、今の業務にも活かせていると感じます。専門的に学べる環境が充実した学生生活は管理栄養士として働くためにも素晴らしい基礎固めの期間だったと思っています。
勤務先：愛野記念病院（長崎県）
栄養士校38回生
島田 麗菜
出身校：諫早東高校（長崎県）
祖母の入院をきっかけに、病院食がどれほど大切で喜ばれるのかを知り病院栄養士を目指しました。栄養士は料理や盛り付けなど給食現場業務が基本と聞き「調理もできる栄養士」を目指せる平岡に進学。特に給食管理実習（大量調理）が今に活かされています。福岡へ進学する際、生活面や新たに人間関係を作り上げることも不安でしたが、寮に入り県外の友達もでき、楽しい学校生活を送れました。また、地元長崎での就職先は長く勤めている平岡出身の先輩がたくさんいるので、とても安心して働けると思い決めました。私は病院の食事の中でも主に、患者様が食べやすい形態に変える、刻み食・ミキサー食・とろみ食などの調理業務を担当しています。今後もさまざまな業務を覚えて食事の面から患者様をサポートしていきたいと思います。
勤務先：日清医療食品株式会社沖縄支社（沖縄県）
（写真：小禄病院）
栄養士校38回生
山入端 呂南（左）
出身校：那覇商業高校（沖縄県）
栄養士校35回生
新垣 寿音（右）
出身校：浦添商業高校（沖縄県）
現在は、献立作成や発注、食札の作成を行っています。幼い頃から料理を作ることが好きで、学生時代は、スコーンや味噌など食品加工の授業が印象に残っています。アレルギー食など臨床に関わる授業も現在の病院での仕事ではおおいに役立っています。入学前、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大し不安もありましたが、寮生活や学校行事もあり充実した学校生活でした。現在は物価高騰もあり、食材費を抑え工夫しながら献立作成を行いますが、患者様の「美味しかった」という言葉を聞くとやりがいを感じます。
（小禄病院 山入端）
就職後、療育園や大学病院を経て現在の病院に勤務しています。最初は厨房業務が基本で調理の仕事がメインでした。平岡の同級生と話をして、どの現場でも平岡で学んだ知識と技術が即戦力として通用し、迷わずに調理ができると聞きます。給食管理実習や実験、献立作成などさまざまな授業がありましたが、振り返ると栄養士として働くことの基本を2年間でしっかり学べました。当時、一緒に学んだ友人たちが沖縄に遊びに来ることもあり、今でも繋がっています。
（博愛病院 新垣）
